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独創的なそのスタイリングは、他に類を見ないクルマで1955年から1977年までの20年間、フランス車の代表として君臨しておりました。

そのスタイリングもさることながら、独自の操作も驚きの連続でした。

私がデザイン学校を卒業してすぐに就職した制作会社の同居ビルの1Fの社長が乗っていたDS。共有駐車場の関係で移動を任された時、「なんだこの宇宙船みたいなクルマは?」ハンドルは真ん中から飛び出す1本支柱式、シフトは・・コラム式?アメ車のようかと思いきや真ん中前後左右に動く!アクセルペダルの隣の丸い突起はどうやらブレーキだ、で、一番左のペダルはサイドブレーキか?ニュートラルにしてエンジン始動すると、車体が浮いた!やっぱり宇宙船!?

これはハイドロニューマチックというサスペンションだって事を後で知る。

共有駐車場でのクルマを入れ替えるだけの運転だったが、ワクワクどきどきした事を今でも忘れない。

Citroën DS21

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